教育カウンセリング
子供が学校で「日本人」とからかわれている様子。誰に相談すれば?
トラブルをはっきりさせ、学校に相談します。冷静さが最も大切
現地校でのトラブルのご相談です。お子さんの年齢、トラブルの内容などがはっきりしませんが、一般的な内容について考えてみます。このご相談には、「トラブルの内容」と「学校への相談」の重要なポイントが含まれています。
どんなトラブル?
子供が学校で被害者となるトラブルは、「からかい」から「いじめ」まで、さまざまな事柄で、異なったレベルのものがあります。「アメリカの子供7人中4人が、学校生活の中でいじめを経験する」との専門家の報告が示すように、アメリカの学校でもBullying(いじめ)は深刻な問題です。いじめは身体的な攻撃だけではなく、言葉による暴力も含まれています。
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ご相談のお子さんが、どんな「からかい」の言葉を投げかけられているのかはっきりしませんが、「日本人」であることが理由の「からかい」ならば、それは「人種差別」にもつながります。直ちに、学校に報告・相談すべきです。
報告の前に、「話したがらない」お子さんから事実関係をはっきり聞き出す必要があります。その話し合いの際に、話したがらない子供を非難したり、声を荒げたりすることは避けてください。子供自身は、友人関係にひびが入るのを心配したり、仕返しやいじめの広がりを恐れたりしています。
子供の言葉から、時、場所、状況など、具体的な事実を把握するための話し合いです。冷静に対応してください。具体的な事実を示すことなく相手の子供を非難することは、相手の人権を侵害することにもなるので、根気良く子供から聞き出してください。
もし、教室内での出来事を担任の先生から聞く場合は、この段階で絶対に相手の子供を非難しないことです。事実もつかまないでほかの子供を非難する母親の言葉は、軽く取られてしまい、ご自分のお子さんの問題解決に役立ちません。
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当事者として苦しんでいるお子さんが「お父さんも、お母さんも、自分のために一生懸命になってくれている」と、信頼させることが、問題解決の第一歩です。
学校への相談
子供から事実関係を明確につかめたら、学校で生活指導を担当している教員(小学校:校長、中学・高校:カウンセラー)への報告と相談です。担当者に予約を取り、相談に出かけてください。
相談時には、子供から聞いた事実を整理し、感情的にならずに、問題を解決してほしい旨をはっきりと伝えることが必要です。その際、相談にのってくれる学校関係者には問題解決を「要求」するのではなく「お願い」する態度を取ってください。担当者は問題の深刻さに応じて、担任の先生や子供を交えたミーティングをセットします。時には、相手の保護者も含める場合もあります。
英語に自信がないなら、友人に通訳を頼みます。その場合、アメリカの学校のシステムや内容に詳しい人を探してください。学校でボランティアの通訳を探してもらうことも可能です。
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相談には、お父さんも参加してください。母親だけに任せないで父親が最初から参加することも、解決の早道です。
注意すること
日本人の保護者がこのようなミーティングに出席した場合、「うちの子供にも非はあるとは思うが」などの表現を使うのをよく聞きます。日本語のへりくだった言葉使いとしてはわかりますが、英語に直すと、問題点の指摘や解決策の模索を真剣に求めている言葉とは取られません。
また、このような問題を解決する時に日本人が気を付けることは、絶対に、相手の子供や親に直接連絡を取らないことです。そうすると、保護者同士の問題となります。「子供のケンカ」を「大人のケンカ」に変えても、何も解決しません。学校や、子供たちのトラブル解決の専門家である学校関係者が仲介できなくなります。
学校内のトラブルならば、学校のシステムの中で解決する努力をしてください。まず、生活指導を担当している教員に相談。そのレベルで解決できない場合は、さらに上のレベルの教育長(Superintendent) や学校区(School District Board)に相談することも可能です。
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